日本の賃貸物件でのルール【その④ 入居時チェックシートについて】※動画付き
2022-10-30
日本の文化・慣習
日本で賃貸物件を借りると、入居時に「入居時チェックシート」をもらうことがあります。
他にも「現況確認表」と呼ばれることもあります。
これは必ず記入し、物件の管理会社に提出する必要があります。
しかしこれがなぜ必要なのか、そして提出するまでの流れや注意点を解説していきます。
・入居時チェックシートについて
「入居時チェックシート(現況確認表)」は大抵の場合、契約時か鍵渡しのタイミングで受け取ることが出来ます。
まず前提として、退去する時には自分がつけた傷や汚れに応じて、それを綺麗にするための代金を支払わなければなりません。
そしてこの「入居時チェックシート(現況確認表)」は、自分が入居する前からある、傷や汚れを事前にチェックしてこの紙に書いておくことで、退去時に自分がつけていない傷や汚れを綺麗にするための不当な代金を請求されなくてすむための書類なのです。
つまり「入居時チェックシート(現況確認表)」を記入せず、管理会社に提出を怠ると、退去時に代金を多く支払わなければならないかもしれません。
最終的に自身が損をするので、必ず提出しましょう。
・入居時チェックシートの注意点
「入居時チェックシート(現況確認表)」の記入ルールは、チェックシートに記載されていますが、さらに行うと良いことをご紹介します。
①荷物搬入前に行う
部屋の隅々まで傷がないかをチェックするために、荷物や家具家電を搬入する前にチェックすることがおすすめです。
ちなみにこのタイミングで、軽い掃除や、バルサン・アースレッドなどの虫やカビ防止の燻煙剤などをするとこの後の引っ越し作業がスムーズに行えるでしょう。
②原則、入居して2週間以内に返送する
「入居時チェックシート(現況確認表)」は発行した管理会社にもよりますが、ほとんどのところは賃料発生日(契約開始日)から2週間以内に返送です。
ですので、入居したら忘れてしまう前にまず1番最初に行いましょう。
③傷があるところは写真を撮っておくとより安心
傷や汚れがあって、紙に記載したとしても、言葉で伝えるのには限界があります。
そのため、傷や汚れがある箇所を写真撮影しておくとより相手にわかりやすく現状を伝えることができるので、安心です。
・チェックシートがない場合は傷があれば管理会社に相談
稀に「入居時チェックシート(現況確認表)」を発行していない管理会社もあります。
その場合は退去時に自身が損をしないために、傷や汚れのある箇所を写真で撮っておきましょう。
さらにそれを管理会社に送って共有しておくと尚、良いです。
なぜならば退去時にその傷や汚れの写真を送ると、その写真がいつ撮影したものか、管理会社にはわからないからです。
まとめ
今回は「日本の賃貸物件でのルール【その④ 入居時チェックシートについて】」解説致しました。
日本独自の制度かもしれませんが、退去時に損をしないためにもしっかりと入居時にチェックしておきましょう。