【都道府県の魅力】京都府 ~厳選おすすめポイント~
2022-06-10
日本の観光・娯楽
京都府は言わずと知れた日本の古都。寺社仏閣、城などを始めとする観光を楽しめるだけでなく、日本の古き良き文化や食も魅力がたくさんあります。
大阪府に隣接する京都府ですが大阪とは違う独特の文化や言葉があり、既に日本を満喫している外国人の方にも古き良き文化を楽しめるため人気です。
東京から京都府に行くためには新幹線で約2時間程度かかります。観光スポットが多く、見どころがたくさんあるため京都府の旅はじっくりと時間をかけて楽しむことがおすすめです。
この記事では、京都府の魅力をご紹介します。
目次
京都府の魅力【食】
京都府には食の魅力が豊富にあります。
ここからは京都府の食の魅力をご紹介します。
京懐石
ユネスコの無形文化遺産にも登録された「和食」ですが、その真髄が京懐石です。懐石料理とは、茶事や茶会の席で出される料理のことを言います。空腹時に濃茶を飲むとお腹に負担がかかります。お腹への負担をかけないよう、懐(ふところ)に石を入れるように、軽い食事でもてなした茶の湯の伝統に由来しています。
また、京懐石は格式が高く、日本人であっても敷居を感じる方も少なくありません。気軽にいただくけるランチがおすすめです。京懐石は予約が必須となるため、京都観光の予定が決まったら早めに予約を済ませましょう。
にしんそば
にしんそばは、温かいそばの上に「にしん」の甘露煮を乗せたそば料理です。京都は海から遠く、にしんをはじめとする干物が貴重な栄養源でした。にしんそばに使われるにしんは、何日間も時間をかけて煮含めたもので骨まで柔らかくなっています。日本では年越しに食べる「年越しそば」が定番ですが、京都で食べられる年越しそばの定番はにしんそばです。
おばんざい
京都の日常の家庭料理を「おばんざい」と言います。京都の家庭料理では、京野菜などの季節の食材を無駄なく使われており、四季折々の食材を楽しむことができます。懐石料理や料亭は敷居が高い、気取らずに京料理を楽しみたい方には、おばんざいがおすすめです。美味しいだけではなく、ヘルシーで選ぶ楽しみもあるのがおばんざい。日本語メニューが読めなくても大皿から注文できるお店もあるため、外国人でも食べたいものを選ぶことができます。
京都府の魅力【観光】
ここからは京都府の観光の魅力をエリア別にご紹介します。
祇園・清水寺エリア
祇園・清水寺エリアを代表する建物に「清水寺」があります。開創778年で古都・京都の中でも歴史あるお寺の一つです。高さ13mもある「清水の舞台」は必見です。見下ろすと少し冷や汗をかくかもしれませんが、四季折々の風景は息を飲む美しさです。「清水寺」の名前の由来である清めの水が流れる「音羽の瀧」も必見です。
清水寺の参道でもある「産寧坂(三年坂)」は、土産物店や伝統的な店構えの家屋が立ち並びます。高台寺や八坂神社へと続く道中には和菓子店や漬物店、京扇子などの土産物を扱うお店が目白押し。古都の雰囲気を存分に楽しめるため初めて京都に行く場合には必ず立ち寄りたいエリアです。
金閣寺・太泰・御室エリア
金閣寺・太泰・御室エリアは清水エリアと比較するときらびやかな京都の一面を見ることができます。名前のとおり「金閣」はまばゆい金色に輝きます。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)といい、開山した室町幕府の第3代将軍・足利義満の栄華を象徴しています。
「龍安寺」もこのエリアで必見の寺院で、白砂を敷き詰めた美しい枯山水の石庭で有名です。作者は不詳で、無駄がない抽象的な空間を表現した庭がどのような意図でつくられたかも謎に包まれたままです。
伏見・宇治エリア
少し京都市内からは外れますが伏見・宇治エリアも必見のエリアです。
稲荷山にある「伏見稲荷大社」は、全国の稲荷神社の総本宮です。朱色の鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」の迫力は圧巻です。千本鳥居を抜け、稲荷山を一周する「お山めぐり」は4kmありますが、体力に自信がある方にはおすすめです。
宇治平等院は10円玉に描かれている「鳳凰堂」として有名です。鳳凰堂の美しさはさることながら、極楽浄土を表した日本庭園や、ミュージアム「鳳翔館」に並ぶ国宝指定の鳳凰や梵鐘(ぼんしょう)など日本美術も堪能することができます。鳳凰堂の拝観時間と人数には限りがありますので、到着したらまず内部拝観受付で予約をしましょう。
京都府の魅力【自然】
京都府の魅力は迫力満点の自然もあります。
ここでは京都府の自然の魅力を解説します。
竹林の道
京都市内からほど近い嵐山を代表する有名観光スポットの一つ「竹林の道」。約200m続く竹林は、かつて貴族も愛した風情のある小道です。京都を楽しめる季節として有名な春や秋など、普段の姿も美しい竹林ですが、冬の雪化粧をした竹林は最も魅力的です。12月には嵐山花灯路でライトアップされ、普段とは一味違う竹林も幻想的です。
渡月橋
竹林の道がある嵐山のもう一つのシンボルは桂川に架かる長さ約155mの渡月橋です。春の桜、秋の紅葉など四季折々の色鮮やかな山々と橋との眺めは古くから愛されていたことを感じさせます。渡月橋の美しさは昼間も楽しむことができますが、ライトアップされた渡月橋と周辺の山を臨むことが出来る夜もまた幻想的です。
天橋立
天橋立は日本三景の一つでもあります。展望所に立ち、股をのぞきこむように眺めると、天へかかる橋に見える絶景から天橋立と呼ばれています。
この自然がつくり出した天橋立は、イナザギノミコトがイナザミノミコトのもとに、天から通うためにかけたという伝説が残っています。6699本もの松並木が続く砂は神秘的な美しさを放っています。絶景を眺めることはもちろん、珍しい廻旋橋を見ながらのんびり散策するのもおすすめの楽しみ方です。
まとめ
この記事では京都府の魅力を紹介しました。
京都府はかつて日本の文化の中心でもあった古都。京都ならではの食・観光・自然の魅力があります。
四季折々の表情を見せてくれるため1年中楽しむことができる京都府。タイムスリップをした気分も味わえる京都で、新たな日本の魅力を発見しに行ってはいかがでしょうか。