【防災グッズリスト】持っておきたい防災グッズとは?
2022-03-10
日本の文化・慣習
災害大国の日本では被災したときに備え防災グッズを用意しておくことがおすすめです。防災グッズを用意しておくことで被災した場所から安全な場所に避難する時に役立つだけでなく、避難生活を少しでも快適に送ることができます。
この記事では不測の事態が起きた時でも落ち着いて行動できるよう、事前に用意しておくべき防災グッズをご紹介します。
防災グッズはなぜ必要?いつ必要になる?
外国人の方の中には日本といえば地震大国のイメージがあるかもしれませんが、地震以外にも集中豪雨などさまざまな天災が起こります。天災だけでなく、特定の地域だけで電気やガス・水道などのライフラインが断絶されることが起こるかもしれません。
緊急事態に備えて防災グッズを備えておけば、不測の事態が起きても安心して行動することができます。
また、緊急事態の場合、避難所や家の屋上・車へ避難することなども考えられます。普段と異なる環境での生活を強いられるのはストレスがかかるものです。気持ちを落ち着かせて生活していくうえでも、日頃から準備をしておくことで、避難所などでの生活を少しでも快適に過ごすことが可能になります。
防災グッズとして用意すべき物リスト
では実際に防災グッズとして用意すべきものにはどんなものがあるのかを解説します。
防災グッズは大きく7つのカテゴリーに分けることができます。
①体を守る・衛生を保つための物
②情報収集するための物
③暗さを照らす物
④水を汲むための物
⑤さまざまな用途に使えるビニール袋
⑥生命維持の道具*避難後に使用
⑦生命維持のための非常食・保存食 *避難後に使用
体を守る・衛生を保つための物
1つ目の体を守る・衛生を保つための物としては以下のようなものがあります。
・ホイッスル:助けを呼ぶだけでなく防犯にも役立つ
・軍手
・非常用トイレ
・トイレットペーパー
・アルミ製保温シート
・保湿クリーム(リップクリームなど)
・除菌ウェットティッシュやハンドジェル、アルコールスプレーなど
・歯ブラシ
・医薬品・救急セット
・マスク
・タオル・ハンカチ
・ティッシュ
・雨具(レインコート) *ポケットサイズ
・靴下、下着(カップ付きタンクトップ)などの衣服
・カイロ
・防寒対策(羽織れるジャケットなど)
衣類を選ぶ際は、夏は脱水症や熱中症、秋~春は低体温症に気をつけ最低でも半年に1度は防災グッズの衣服を見直しましょう。
災害時は水や飲料水が貴重です。顔が洗えない場合に洗顔からスキンケアまでできるフェイスマスクなど女性に嬉しいものもあります。
情報収集するための物
次に情報収集するための物としては以下のようなものがあります。
・スマホの充電機能や懐中電灯機能が付いたラジオ
・モバイルバッテリー
・充電コード
・メモ・鉛筆・油性ペンなど筆記用具
・電池
・地図
ラジオは充電機能付きのものが便利ですが、電池なしで動くラジオは必ず用意しておきましょう。
暗さを照らす物
暗さを照らすものとして懐中電灯は必須アイテムです。
確かにスマホは懐中電灯代わりにもなるのですが、停電してしまった時に充電切れにより使用できなくなる可能性があります。
水を汲むための物
災害時はライフラインである水道が止まることも想定されます。家に備蓄する水でやりくりする必要がありますが、災害給水車が出動することがあります。給水車から水をもらうとき「給水袋」や「ポリタンク」などの水を汲むための物が必要です。
給水袋は透明色のものを選びましょう。井戸などから水を汲む場合に中身が見えやすいため安心です。
さまざまな用途に使えるビニール袋
ビニール袋はさまざまな用途に使えるため、大小さまざまなサイズのものを用意しましょう。
色は半透明のものがプライバシー保護にも役立つためおすすめの色です。真っ黒のものだと中身が疑われてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
また、中には湯せんが可能でご飯を炊くなどの調理ができるビニール袋もあります。耐熱で高密度ポリエチレン、結びやすいマチがあるものを選びましょう。
生命維持の道具*避難後に使用
避難後に生命維持の道具として使用できる道具をご紹介します。
・マルチツール:ハサやステンレスナイフ、ドライバー・栓抜き、ピンセットなどが付いているので日常生活でも便利
・ライター
・食品用ラップ
・プラスチック皿や大きめのフタ付きタッパー、プラスチック容器など
・プラスチックカップ
・ファスナー付ポリ袋
・布巾や手ぬぐいなど
水の使用を限られている環境なので食品用ラップを敷いて紙皿などを使用すると衛生的に繰り返し使用することができます。
また食品用ラップは食以外にも応急手当などさまざまな使い道があります。
また意外と災害時の食事の時にはナイフよりもハサミのほうが使い勝手が良いものです。使い勝手の良いハサミがあるマルチツールを用意しておくと安心です。
車で避難生活を送る場合は、車の窓を割るための「ガラス割りハンマー」は車の中に常備しておきましょう。車中に万が一閉じこまれたときの脱出するための道具として役立ちます。
生命維持のための非常食・保存食 *避難後に使用
慣れない環境下での避難生活はストレスがかかります。その中でも希望や安心を感じられる時間は食事の時間です。避難時の食事に贅沢なものは期待できませんが、非常食の中でも美味しいものや飽き防止のためにさまざまな味が発売されています。
たとえば「アルファ米」はお水を注げば食べられるお米として有名です。味のバリエーションが豊富なので、日頃から自分の好みの味を探してみても良いかもしれません。またお米を備蓄する時は、洗わずに炊ける「無洗米」を選ぶことをおすすめします。
缶詰やレトルトもそのまま食べられるので、備蓄しておくと良いでしょう。特にツナ缶は、ツナマヨおにぎりやツナチャーハンなど子どもでも食べやすい味で、タンパク質も補うことができます。また、オイルタイプのツナ缶はろうそくの代用としても使用可能です。
食物繊維はドライフルーツから、ビタミンはサプリから補給することも可能です。ドライフルーツは賞味期限が比較的長く、毎日食べてもおいしく続けられます。
また無印良品のカレーなどのレトルト食品は世界各国のさまざまな味が楽しむことができます。母国ではない日本での避難生活は外国人にとって不安も大きいでしょう。無印良品のレトルト食品など外国の料理を楽しむことができるものを用意しておくと不安の中でも少し安心感が生まれるでしょう。
まとめ
この記事では、持っておきたい防災グッズを紹介しました。
不測の事態が起きた時でも落ち着いて行動するためには日ごろからの備えが重要です。
この機会にぜひ防災グッズを揃えてみてはいかがでしょうか。