日本での賃貸物件でのルール【その① 煙草(喫煙)について】
2021-12-30
日本の住まい
日本で賃貸物件を借りる際には、多くの手続きと高額な初期費用がかかります。
加えて入居中にはいくつかのルールがあります。このルールを守らないと近隣の方とトラブルになったり、管理会社やオーナーから注意を受け、最終的には退去せざるを得ない状況になるかもしれません。
いくつかあるルールのうち、今回は「煙草(喫煙)」について説明致します。
日本の賃貸物件におけるタバコの基本ルール
結論から言ってしまいますと、原則として煙草を吸うことを禁止としている物件がほとんどです。
海外の場合、喫煙に関してのルールがあるケースは稀で、外でも室内でも煙草を吸うことが出来ます。
しかし日本の賃貸物件では室内はもちろん、バルコニーや共用部(廊下やエントランス)などでも吸ってはいけません。
吸ってはいけない主な理由は大きく2つ。
・煙草の煙、ヤニで壁やダクトが汚れやすい
・近隣トラブル
この2点です。
このあと、詳しくお話ししていきます。
煙草によっておこるトラブル
先程述べたように吸ってはいけない理由は2つあり、それぞれの理由と起こり得るトラブルについてお話しします。
- 退去費用が高い
煙草を吸えば当然、煙が出てきます。その煙で壁紙が汚れて黄色くなったり、煙草の匂いがついてしまいます。
これは住んでいる期間に関係なく、入居者が故意に汚した、とみなされ退去時の清掃費用が高額になります。
では、壁紙を汚さないように換気扇の下で吸おう、と考える人もいるでしょう。
しかし換気扇も壁と同様に汚れてしまいます。加えて次にお話しする近隣トラブルの原因になりかねません。
喫煙する場合は近くの喫煙所を利用しましょう。
- 近隣トラブル
煙の匂いが原因で近隣トラブルになる可能性は高いです。
匂いの感じ方や煙草に関しての考え方は個人差がありますが、日本人は特に匂いを気にされる方が多いです。
その為、バルコニーで吸ったとしても、上階の住民の洗濯物に煙草の匂いがついてしまったり、近隣の方が窓を開けていたら煙が入ってきてトラブルになります。
また換気扇の下で吸った場合も、ダクトを通って近隣の部屋に煙が入り込む可能性が大いにあります。
それで実際に住民同士で直接裁判になったケースがあったり、管理会社や大家さんから注意を受けて最終的には強制退去させられるかもしれません。
はやり喫煙する場合は近くの喫煙所を利用しましょう。
動画でも簡単に解説!
まとめ
今回は日本の賃貸物件のルールの中でも、煙草(喫煙)について解説致しました。
また併せて簡単にまとめた動画もご紹介致しました。
日本の賃貸物件は他の国に比べると借りるのも高額で、ルールも煩雑です。
しかしトラブルや不要な退去費を払わない為にもルールをしっかり守ってあなた自身、大家さんや近隣の方も皆が気持ちよく過ごせるように生活しましょう。