【賃貸物件】借りる時のトラブル事例②
2018-12-13
日本の住まい
今回は、「賃貸物件」借りる時のトラブル事例集を皆様にお届け致します。
「賃貸物件」借りる時のトラブル事例①もご覧ください。
▼こちらから▼
入居者Aさん:【急な出費で家賃を2ヵ月滞納しています。】
友人の結婚式などで急な出費があり、家賃を二カ月滞納してしまいました。
その間に何度か電話がかかってきていましたが、支払いを命じられると思って電話にも出ませんでした。
契約書には「契約の解除」の項目の中に家賃滞納が挙げられていましたので、これが理由になって強制退去になったらと思うと不安です。
不動産会社:【家賃滞納が重なれば、契約解除の要因になり得ます。】
家賃滞納は、借主の契約違反に該当します。
期間は正直様々ですが、退去する必要があるかどうかについては、借主と貸主の信頼関係で判断されるような判例が多いのが事実です。
当然ながら信頼があるからと言って滞納する事が良いわけはなく、家賃支払いのルールに基づいてしっかり支払うのがあたりまえですので、事情があったにせよ、いけません。
一度でも滞納があった場合にはすぐに退去させられる旨の特約があったとしても、その特約は無効とされる余地は十分あります。
今回の場合は、二カ月も滞納していて尚且つ、連絡を無視する行為を行っていますので、信頼が損なわれている可能性を考えまずは、しっかり事情を説明した上で、どのように滞納している二カ月分を支払うかを相談してみる事をおすすめいたします。
それでも貸主側から即刻強制退去の連絡があった際は、弁護士など法律の専門家に相談してみると良いと思います。
入居者Aさん:【ペット禁止の物件に住んでいます。熱帯魚を飼っていたら契約違反と言われました。】
ペット不可物件だったので、犬や猫は飼えないと思っていましたので、熱帯魚を飼う事にしました。すると熱帯魚を飼う事も契約違反になりますと言われました。これを理由に退去通告されたら困ります。どうしたらよいですか?
不動産会社:【禁止事項をしっかり確認しましょう!】
ペット飼育に対する条文に限らず、契約書に記載されたすべての禁止事項について、具体的にどんなことを指しているのか。
契約書に目を通してください。賃貸物件によっては、ペット=犬や猫という事を指している物件もあれば、犬や猫だけでなくその他の小動物や観賞魚についてもすべて禁止としている物件もあります。
今回のケースのように、禁止事項の内容を確認しないまま、勝手に判断することはトラブルの元となります。
今回、違反していたことが分かったのであれば、熱帯魚の引き取り手を探すなど、契約を遵守する方法を考えるようにすれば、退去を通告されるまでの事態には至らないでしょう。