パスポートで新幹線乗り放題サービス!
2019-08-26
日本の観光・娯楽
観光目的で日本にいらっしゃる外国籍の方、その数はここ数年で大幅に増加しました。
2014年⇒約1,341万人/年
2015年⇒約1,973万人/年
2016年⇒約2,403万人/年
2017年⇒約2,869万人/年
2018年⇒約3,119万人/年
上記の通り、年々増加しているのがわかります。
2020年には東京オリンピックも控えており、更に増加が予想されている中で、いわゆるインバウンド対策として、訪日外国人に向けたサービス・商品等が日本各地で増えています。
今回は【交通】に関する外国人観光客向けサービスをご紹介します。
外国人観光客に人気のスポットは?
まず、外国人観光客に人気のスポットはどこなのか。
東京の各所を観光する方も多いでしょう。浅草の浅草寺や仲見世通り、上野の動物園やアメ横、両国国技館で相撲観戦、東京都庁・スカイツリー・東京タワーなどの巨大建造物など、東京都内だけでも様々な観光スポットがあります。食の種類も豊富なので、東京だけ観光される方も多いようです。
近代的な建物が多い東京ももちろん人気ですが、日本には東京以外にも数多くの観光名所があります。
外国人観光客への観光スポットアンケートで人気上位に選ばれることが多いところと言うと、まずは京都府が挙げられるでしょう。伏見稲荷大社、金閣寺や平等院など、日本人の修学旅行先としても選ばれることが多い京都府はやはり外国人観光客にも人気です。
その他で言うと、広島県の平和記念資料館や宮島(厳島神社)、栃木県の日光東照宮、奈良県の東大寺など。
そしてお城も人気です。姫路城、大阪城、名古屋城など。やはり日本の歴史的建造物の人気は変わらず高いようです。
外国人観光客の平均滞在日数は?
外国人観光客の平均滞在日数は9.1日とされています。
短くて6日前後が多いようです。
滞在日数が短い場合は東京(またはその近郊)のみの観光、長い場合は東京以外の地方を訪れるという傾向があるようです。
せっかく日本に来てくれるのなら、是非とも日本の色んな良い所を周ってほしいものです。
しかし、これは外国人観光客に限らず、日本人が国内旅行をする場合でも同様ですが、『交通費』はヒッチハイクでもしない限り必ずかかりますよね。
旅行時の主な交通手段としては、飛行機、新幹線、車(レンタカー、タクシー、UBER)などになるかと思います。どれも複数回利用すれば中々の費用がかかりますよね。交通費にお金がかかりすぎるから地方に行くことを控えてしまうというのも、中々寂しいお話です。
そこで、ご紹介します。外国人観光客に向けたこの『交通』に関するサービス。あるんです!
夢の新幹線乗り放題チケット『ジャパンレールパス』
JR、私鉄それぞれで外国人観光客に向けた特別なサービスを提供・販売しています。
本日はその中の一つ、『ジャパンレールパス』をご紹介します。
※日本国外の代理店でのみで購入可能。
JRグループ6社共同で提供しているサービスで、なんと北海道から九州まで、新幹線が乗り放題になる夢のようなチケットです。
※東海道・山陽・九州新幹線の「のぞみ」号・「みずほ」号が利用できないなど、利用条件はありますが、滞在中新幹線を複数回利用するのであれば間違いなくお得なチケットです。
料金は
7日間 38,880円
14日間 62,950円
21日間 81,870円
※グリーン車料金
※こども料金は約半額
通常のチケットと比べてどのぐらいお得なのかという比較材料で言うと、東京と新大阪をひかり号で往復した場合の料金が27,880円です。これだけで既にお得であることがおわかりいただけるのではないでしょうか。普通車利用の場合は上記金額より安くなります。
観光目的で来日する場合、空港の税関にて、パスポートに「短期滞在」のスタンプが押されることになります。このスタンプが押されていることが購入条件の一つとなります。
※あくまで観光目的での短期滞在であって、「研修」などの短期滞在は適用外
恐らくないとは思いますが、是非日本人にも提供してほしいサービスですよね!
【作者の声】
参考になりましたでしょうか。
この他にも外国人観光客に向けた地域限定の交通サービスもあるようです。
恐らく今後も、交通だけに限らず、外国人観光客に向けた更にお得なサービスが生まれてくるのではないでしょうか。
このようなサービスがどんどん生まれることで、より外国人観光客が増えることで、日本全体の活性化に繋がれば素晴らしいことですよね。