日本の住民税とは?道府県民税、市町村民税などまとめてご紹介!
2019-07-04
日本の住まい
今回、ご紹介させて頂くのは住民税について。
皆さん、住民税って何なのか、何に使われているのか?気になりますよね。
今回はそんな疑問を解決させていただきます。
住民税とは…
道府県が住民に課税する道府県民税と、市町村が住民に課税する市町村民税を合わせて、住民税と呼ぶ。ここでいう住民とは、個人だけでなく、法人も含まれる。
したがって、住民税は個人住民税と法人住民税から成る。個人住民税も法人住民税も、それぞれ国税の所得税や法人税に付加される所得割、法人税割と共に、定額で課税される均等割がある。
(神野直彦 東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授 / 2007年)
徴収方法
住民税の徴収方法は特別徴収と普通徴収の2種類があります。簡単に1つずつ説明していきます。
特別徴収
特別徴収は、会社の給与支払担当者が従業員の毎月の給与から住民税を差し引き、差し引いた住民税を各市町村へ払い込むことによって納付することになっています。
普通徴収
市町村から交付された納付通知書を使用し、住民が自分で納付しなければなりませんが、クレジットカード払いによる住民税納付に対応している市区町村もあるため、お住まいの市区町村がクレジットカード払いに対応していれば、住民税を納付するだけでお得にポイントを貯めることができます。
ですが、そもそも給与支払者は、特別徴収義務者としてすべての従業員について個人住民税を特別徴収しなければならない、と地方税法において定められています(地方税法第321条の4)。
平成26年に全国地方税務協議会(全税協)が「個人住民税特別徴収推進宣言」を採択したことを受け、各区市町村は政令指定都市などを中心に、特別徴収を推進することとなりました。
どんなことに使われているの?
例えば東京都の場合、内訳の1位は、公債費や税連動費用などとなっています。
これは都債の償還金や、区市町村に交付されるお金です。
次いで、高齢者支援や子育て支援などの福祉と健康、教育や学校に関する支出や図書館などのへの支出である教育と文化の順です。
この他、都市の整備や、警察や消防などの、都民の生活に必要なことに使われています。
市区町村では、道路の建設や整備をはじめ、市区町村が展開しているサービスや、ごみの収集費用、公共施設の整備などに使われています。
なかでも健康福祉に使われる金額の割合が高めの市区町村が多いです。
このように、住民税は私達の身近なものに使われていて、生活に結びついているということがわかりますね。
【記者の声】
皆さんいかがでしたでしょうか?
知らないところでちゃんと自分が払った税金が役に立っていましたね。
ちなみに住民税を滞納するとどうなるか?
最悪、法的に手続きを取られ給与や財産を差し押さえられます。
皆さん気をつけましょう!