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東京の高級住宅街についてⅡ

wagayaジャーナル

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東京の高級住宅街についてⅡ

2023-12-10

日本の不動産投資

 

 

人口約1千4百万人の東京は世界的大都市ですが、高層ビルが林立するビジネス街のイメージが色濃く、日本人であっても東京の住宅街についてスラスラ語れる人は意外に限られます。

 

不動産投資では狙い目のエリアであるにも関わらず、海外に居住する外国人投資家の皆様にとって物件情報などが得にくい街の代表格と言って良いでしょう。

 

そこで本記事ではシリーズの第二弾として、東京の高級住宅街である青山、白金、高輪にスポットをあて、街の特徴や投資上のメリットやデメリットなどをご紹介することにします。

 

 

■青山(東京都港区)

  • 特徴と魅力

東京都港区に位置する青山は東京を代表する高級住宅街の一つですが、日本の富裕層のみならず、外国人駐在員からも人気が高いエリアとして知られています。

 

青山の最大の魅力は、都会的な賑わいと住宅街に求められる閑静さの両面を見事に兼ね備えた街であることです。

 

隣接する表参道は高級ブティック、デザイナーズブランドのショップ、有名芸能人御用達の美容院などが立ち並ぶ日本を代表する商業エリアで、休日などは多くの買物客や観光客で賑わいます。

 

その一方、青山には26万㎡の敷地を誇る青山霊園や芸術界の巨匠故岡本太郎氏の作品を展示した美術館、青山学院大学キャンパスなどがあり、文教地区という側面も有しているのです。

 

また青山には高級レストランや料理店も多く、一流シェフによる国際的料理や日本の伝統料理が楽しめることも富裕層がこの街を選ぶ大きな理由と言って良いでしょう。

 

 

  • 青山への不動産投資

不動産投資先として青山の住宅街を評価した場合、高級住宅街というブランドに加え、わずか徒歩10分から15分程度で一大ターミナルである渋谷駅にアクセスできるなど交通利便性も高いことから安定した需要があり、高い賃料設定ができます。

また青山エリアは東京の中心部に位置していることから、人口減少に直面している日本においても不動産価値が持続的に成長する可能性が高く、将来的な資産価値の上昇も期待できるでしょう。

 

しかしながら人気が高いということは土地、建物ともに高額で、不動産を入手するには高い資本力が必要となります。

人気エリアゆえ、長年青山にターゲットを絞って物件を物色している不動産投資家も数多く、競争の激しさは否めません。

資本力に加えタイミングも重要になりますから、長期的視点で粘り強く物件探しに取組むことが大切と言えます。

 

青山の不動産価格ですが、一口に一般的なファミリー層向け戸建てやマンションと言っても約200万円から数千万円以上とかなりの幅があります。

それ故、物件タイプと予算のバランスの両面を考慮した戦略的な投資への取組みが青山エリアの不動産投資では重要になってきます。

 

 

■高輪(東京都港区)

  • 特徴と魅力

東京の湾岸エリアは東京都内で最も再開発が進んでいる将来性が高いエリアですが、その湾岸エリアの代表的高級住宅街と言えるのが高輪です

近年開業したJR山手線の「高輪ゲートウエイ」に象徴されるとおり、この一帯の開発による街の進化は目をみはるものがありますが、再開発以前から高輪は高級住宅街として知られていました。

 

人気の観光スポット東京タワーのお膝元として、高輪のマンションであればそれほど高層でなくとも東京タワーの夜景が楽しめます。

またグランドプリンスホテル高輪など、高級ホテルが立ち並ぶハイセンスな街として観光客からも人気を博してきた街です。

 

その一方で、近隣には400年以上の歴史を誇る泉岳寺や、東京を代表する緑のオアシスと言って良い芝公園などが徒歩圏にあります。

更には東京の空の玄関、羽田国際空港とも大変アクセスが良いことから青山同様外国人駐在員からも抜群の人気を誇る街です。

 

  • 高輪への不動産投資

高輪は昔から日本の富裕層、外国人駐在員、観光客にとって魅力的なエリアだっただけに賃貸需要が高額安定しています

そこに加えて湾岸エリア開発により今後の地価上昇も見込まれる、不動産投資先候補として魅力的なエリアの一つであることは間違いありません。

 

しかしながら近年の再開発により一般的な戸建て宅地そのものが減少している上、マンションについても品薄という状況なので、入手可能な物件数が限られているのが現状です。

坪単価の相場も、建築物の物件やタイプによりけりですが、約500万円から1000万円程度と高額なため、限られた物件の中でリスクとリターンのバランスを判断する必要があり、不動産投資難易度が高い街と言って良いでしょう。

 

高輪の不動産投資を考えるなら、実績を有する日本の不動産エージェントの活用は必須とお考えください。

 

 

■白金(東京都港区)

  • 特徴と魅力

「シロガネーゼ」という言葉をご存知でしょうか。

シロガネーゼとは白金またその近隣の高級住宅街に住み、白金でショッピングやお稽古ごと、食事を楽しんでいる富裕層の淑女のことを意味する言葉です

そうした言葉が生まれるほど、白金は東京を代表する高級住宅街の一つとしての知名度を誇っています。

 

白金は先程ご紹介した高輪に隣接していますが、高輪より緑地に囲まれた閑静な住宅街というイメージが強く、大都会の一角にも関わらず、ゆったりと過ごせる街の雰囲気がシロガネーゼに代表される富裕層を惹きつけてきた理由です。

ミシュランで高く評価されている高級レストランの他、高級ブティックなどハイセンスなショップが集積している一方、都心部へのアクセスも抜群のため、お出かけや通勤という面でも利便性が高い、機能性も兼ね備えた街というのが白金です。

 

  • 白金への不動産投資:

白金は日本人にとって言わずと知れた高級住宅ゆえ、賃料収益が高値で安定しています。

それ故、人気の高さから投資用不動産は争奪戦の状況です。

 

坪単価は物件内容や具体的な場所によっても異なりますが、500万円から1千万円程度と物件取得にもかなりの資金力が求められます。

高値で賃貸需要が安定していることから、物件を手放す不動産オーナーも限られますので少ない案件をタイミング良く入手できるかが、白金の不動産投資成功の要諦です。

 

 

東京の高級住宅街シリーズとして今回は青山、高輪、白金をご紹介しましたが、如何だったでしょうか。

東京の高級住宅街は不動産投資という面では超がつく優等生ばかりなので、獲得競争は熾烈を極めます。

 

それだけにどのエリアも、信頼できる日本の不動産エージェントの協力は不可欠です。

東京の高級住宅街での不動産投資を成功させるなら、良きパートナーを獲得し、長期的な視野に立ち、焦らずじっくりと投資に取組むようにして下さい。

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