メニュー

東京の高級住宅街について

wagayaジャーナル

日本のこと、街のこと、暮らしのことなど
日本での生活に役立つことを発信しています。

東京の高級住宅街について

2023-09-20

日本の不動産投資

 

東京は、世界的大都市としてその魅力が広く知られています。

日本の不動産に関心が高い外国人投資家の方であれば、当然ご存知でしょう。

 

しかし、東京都の高級住宅街について問われた場合は如何でしょうか。

 

地名こそいくつか浮かぶかも知れませんが、地域の具体的特徴や投資におけるメリットやデメリットとなると、よくわからないという方が大半ではないかと思われます。

 

そこでこの記事では、東京の高級住宅街にフォーカスし、その街の特徴や投資上のメリットやデメリット、相場観などをご紹介して参ります。

 

今後シリーズとしてご紹介することも検討しておりますが、今回は数ある東京の高級住宅街から「松濤」、「成城」、「田園調布」の三箇所をピックアップし、詳しくご紹介致します。

 

 

 

■東京の高級住宅街:渋谷区松濤(しょうとう)

 

渋谷は日本の若年層を中心に最も人気が高い繁華街として知られていますが、同じ渋谷区にある松濤は、東京を代表する繁華街渋谷から徒歩でわずか15分程度の距離に位置している高級住宅街です。

 

松濤に足を踏み入れた瞬間、本当に繁華街渋谷と隣接した地域なのかと疑いたくなるほど、緑豊かで閑静な住宅街エリアが現れます。

 

高級住宅街の名に相応しく、松濤を代表する施設として良く紹介されるのが松濤美術館で、美術品にも造詣が深い、松濤在住の富裕層からもこよなく愛されている施設です。

 

松濤を不動産投資対象エリアとして見た場合のメリットですから、渋谷駅や表参道への抜群のアクセスの良さ、即ち利便性の高さが挙げられます。

 

例え家賃が高額でも松濤に住みたいと考える強固な賃借ニーズがあるため、物件によほど大きな瑕疵でもない限り、客付けに苦労する心配がまずありません。

 

また個人の居住ニーズだけでなく、利便性の高さから高質なテナントを引きつけることもできます。

 

日本全体では人口が減少傾向にありますが、松濤に対する根強い人気の高さから地価上昇率も高い水準で安定しており、将来的なキャピタルゲインを期待できる点も投資上のメリットと言って良いでしょう。

 

一方デメリットとしては、高額な不動産価格が挙げられます。

 

松濤の不動産は土地の価値に加え建物自体も高額物件が多く、投資用不動産の購入にはかなりの資金が必要です。

 

一般的に松濤の不動産は、坪単価で約300万円から500万円程度が相場と言われています。

 

しかし、その数字はあくまで一般的な築30年程度の中古物件の価格なので、有名建築家が設計した希少性が高い物件や新築、築浅物件となるとさらに高くなる場合があります。

 

何より最大のデメリットが競争の激しさです。

 

松濤に限りませんが、日本の高級住宅街の不動産物件は抜群の人気がありますので、物件によっては市場に出る前に買手がついてしまうことも珍しくありません。

 

つまり資金力があったとしても、流通する不動産物件自体が大変少ないため、物件入手が決して容易でないことは覚悟して頂いた上で、もし松濤にこだわるなら長期戦で望むことをオススメします。

 

 

 

 

■東京の高級住宅街:世田谷区成城

 

東京都の私鉄で人気が高い沿線の一つに小田急線が挙げられますが、成城は人気の小田急線を代表する高級住宅街です。

 

成城の特徴としてまず挙げられるのが、私立大学の名門成城大学に代表される文教地区であることです。

 

街の知的イメージにこだわる富裕層から評価されたのがこの点で、成城の知的イメージを好み、事業で成功した資産家や有名俳優などが移り住むようになったことから、成城が東京でもメジャーな高級住宅街へと成長した大きな要因の一つとなりました。

 

もう一つの成城の魅力は、豊かな自然環境です。

 

成城は多摩丘陵やその周辺も緑地帯が広がっており、公園やゴルフ場などアウトドア環境として最適な条件が揃っています。

 

こうした自然環境も、心身のリラックスやリフレッシュ、健康的な環境を重視する富裕層から人気を博した理由です。

 

人気の高級住宅街、成城における投資用不動産のメリットとしては、やはり松濤同様安定した需要と、それに支えられた高質な賃貸収入が期待できる点が挙げられます。

 

自然環境や知的イメージにこだわりたい富裕層にとって、成城に代わる高級住宅街はなかなかありませんので、収益物件の客付けが容易になることは言うまでもありません。

 

となるとデメリットは、これも松濤同様物件の高さが挙げられます。

 

一般的な築30年程度の中古物件価格も、坪単価で約150万円から400万円ほどです。

松濤より物件数はありますが、それでも数は限られます。

成城での優良収益物件の入手は難しく、競争が激しいことは前提としておいた方が良いでしょう。

 

 

■東京の高級住宅街:大田区田園調布

 

東京を代表する高級住宅街として、最も知名度が高いと言えるのが田園調布です。

 

田園調布には日本のプロ野球界を代表するスター選手や演歌歌手など、著名な富裕層が数多く住んでいることから全国的な知名度となり、日本のビバリーヒルズとも言われています。

 

田園調布の特徴は閑静で緑豊かな抜群の住環境に加え、インターナショナルスクールや優秀な中高一貫校などが多数存在し、特に子育てにおいて魅力的な街であることが挙げられます。

 

緑豊かな環境の中で、我が子に最高水準の教育を受けさせたいとの思いが富裕層を惹きつけ、田園調布の大きな魅力になったと言って良いでしょう。

 

田園調布における投資用不動産のメリットは、日本を代表する高級住宅街としての抜群の知名度とブランド力を獲得できる点です。

 

田園調布に物件を持っているというだけで、一つのステイタスになります。

 

また田園調布は教育環境が充実していますから、特に長期居住が期待できるファミリータイプの賃貸物件は高い需要が期待できます。

 

デメリットとしては、街に住む富裕層の高齢化が少々進んでいる点です。

 

早くから高級住宅街として抜群の知名度を誇ってきましたが、その人気ゆえに不動産物件や住人の新陳代謝が進みにくかったことも、全体的な高齢化が進んだ要因と見られています。

 

その点では、空き物件が今後増える可能性もあり、不動産投資で狙い目の高級住宅街と言えるかも知れません。

 

とは言えブランド力は依然顕在で、坪単価相場も300万円から400万円と高額。

 

入手しやすくなると言っても、まだまだ簡単とは言えませんので甘い見通しは禁物です。

 

 

今回は東京の高級住宅街から松濤、成城、田園調布をご紹介しましたが、高級住宅街に共通して言えることは安定した需要があることです。

 

ただし物件が高額ですので、リスクとリターンのバランスを考慮した慎重な投資プランを設計することが高級住宅街の不動産投資において最も大切と言えます。

 

購入にかかる費用、そして購入後の管理やメンテナンスにかかる費用は決して低い金額ではありません。

そのような大きな買い物をするのには、やはり信頼できるプロの視点からのアドバイスや、サポートが必要と言えるのではないでしょうか。

 

日本の不動産購入の際は、是非wagaya Japanへお問い合わせください。

その他おすすめの記事を見る