円安で増える外国人投資家の不動産購入
2022-06-30
日本の不動産投資
為替相場では、円安が急激に進んでいます。
6月27日時点で1ドル134円となっていて、20年ぶりの円安水準。
その状況下で、外国人投資家の日本の不動産購入の動きが非常に活発化しています。
「円安」と「外国人投資家の不動産購入」は、どの様な関係があるのでしょうか。
今回は『円安による外国人投資家の不動産購入』について解説します。
【なぜ円安だと外国人投資家が購入するのか】
まずは、なぜ円安だと外国人投資家が日本の不動産を購入するのかについて説明します。
〇数字で比較するとわかりやすいので、簡単な例を出します。
例えば、1億円の物件を購入する場合に、1ドル:110円と1ドル:130円の場合を比較してみると、
■ 1ドル:110円の場合、909,090ドルで購入できる。
■ 1ドル:130円の場合、769,230ドルで購入できる。
比べると、購入価格が139,860ドルと大きな差があります。
そのため、外国人投資家の視点に立つと、割安感が増していることになるので、
円安の今が不動産購入の良いタイミングだと活発に動いているのです。
【日本の不動産が外国人投資家に人気の理由】
円安以外にも、日本の不動産が外国人投資家に人気な理由があるので、
併せてご紹介します。
まず、一つ目は、「外国人であっても所有権を取得することができる」点です。
日本以外の国だと不動産を購入しても所有権が取得できない場合が多くありますが、
日本だと、外国人であっても日本人と同様に不動産の所有権が認められています。
二つ目は、「利回りの高さ」です。
日本の不動産は海外の物件に比べると利回りが高い傾向があります。
例えば、中国だと利回りは1%~2%が一般的ですが、日本だと都心の物件でも4%~5%はあるので、高い利回りを確保できます。
三つ目は「安定した収益の確保」です。
日本だと、海外の物件に比べると、入居者の退去の頻度が少なく、賃料の変動も少ないので、
安定した収益を確保することが可能です。
上記の理由で、日本の不動産が外国人投資家に人気になっています。
【実際の問い合わせ状況】
それでは、実際の外国人投資家からの問い合わせの状況はどうでしょうか。
2022年3月の入国制限と、円安が追い風となり、外国人投資家様からの弊社へのお問い合わせが急増しています。
コロナ前と比べての変化としましては、
・様々な国からのお問い合せが増えていること
・初めて投資物件を購入する方からのお問い合わせが増えていること
この2つが挙げられます。
最近の外国人投資家の傾向としては、購入希望エリアは新宿や渋谷など地名度が高いエリアで、多少利回りが低くとも、確実に入居者付けが可能な物件を希望される方が多いように感じます。
【外国人投資家に売却したいオーナーも増加】
少し話は変わりますが、円安の状況だと、物件の購入側だけでなく売却側の動きも活発になっています。
実際当社にも、「外国人投資家向けに売却をしたい」というオーナー様からの相談が増えています。
皆様口を揃えて仰っているのは、「円安の今が外国人投資家に売却するのは良いタイミングだとみている」ということです。
様々な条件を満たしていることが前提にはなりますが、中には一般的な日本の不動産会社が提示する査定額よりも高く売れるケースもあります。
外国人投資家が活発に動いている今の時期は、『売り時』と判断するのは決して間違いではないと当社は考えます。
まとめ
円安で外国人投資家の不動産購入意欲は確実に高まっています。
この記事を読んでいる方で、物件を購入・売却しようと考えている方もいらっしゃると思います。
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