【世田谷区 治安情報】東京都23区の治安について
2018-12-13
日本の地域情報
今回は、「世田谷区」の治安情報について、皆様に情報をお届け致します。まずは、基本情報からご覧ください。
【世田谷区 基本情報】
■人口:890,900人
■面積:58.08k㎡
■犯罪発生率(面積×人口×件数):0.68%
■犯罪形態
・自転車盗(2438件)
・侵入窃盗(378件)
・車上ねらい(150件)
【高級住宅街のイメージが強い世田谷区】
東京23区中で最も多い人口を誇り、世田谷区だけですでに一部の都道府県以上の規模を有しているといっても過言ではありません。
世田谷区と言えば、「成城」「深沢」といった高級住宅街を思い浮かべる方が多いと思いますが、そういった閑静な住宅街もあれば、「三軒茶屋」「下北沢」のように飲食店が立ち並び若者に人気のエリアもあります。
【治安状況と改善のための取り組み】
世田谷区は人通りの少ない住宅が立ち並ぶエリアが多く、メディアの影響か所得の多い世帯が住む地域というイメージもあり空き巣に狙われやすく、残念ながら「刑法犯認知件数」が1位となってしまいました。
その犯罪は住宅地ならではで、「自転車盗」が約4割と大部分を占め、「侵入窃盗」が6%、「車上荒らし」が2%と人目を盗んだ犯罪が多いのが特徴です。
世田谷区では、それら人目を盗んだ犯罪を防ぐためにも警備に力を入れており、通常のパトロールに加えて警備業者等への外部委託や地域のボランティアによる青色回転灯の車が24時間めぐっています。
さらに街頭では防犯カメラの設置も進んでおり、商店街等が整備する防犯設備に対する補助、保育園が行う防犯カメラ整備に対する助成などを区が行っています。
またファミリー層が多いことから子供の安全面ではかなり意識が高く、「防犯ブザーの配布」はもちろん、「緊急連絡ネットワーク」「こどもをまもろう110番活動支援」「危険回避プログラムの実施」「催涙スプレー配備」「警備員の半日配置」「登下校時の巡回警備」「インターホン設置」「子ども安全ボランティア事業」など、誘拐や恐喝などの「粗暴犯」に対する対策も行われています。
【交通アクセス良好、しかし注意する点も】
広大な面積を有する世田谷区は、エリアによって利用できる鉄道沿線が様々で、小田急線、東急田園都市線、京王線、井の頭線などの私鉄路線を利用し、都心から片道10~30分で行き来できる範囲にあり、渋谷や新宿にはアクセスが良いです。
その一方で山手線東側へのアクセスは不便で、地下鉄で都心と直結している路線から外れると乗り換えが不可欠になります。
また世田谷区は面積が広いため、駅が最寄り徒歩15分以内に存在しない空白地帯が多いこともあるため注意が必要です。
【総括】
世田谷区はエリアで街の雰囲気が異なりますが、どのエリアも全体的に住みやすい場所が多く人気があります。
治安は23区内では良いほうですが、いわゆる高級住宅街もあり、空き巣やひったくりが比較的多いため、セキュリティがしっかりした物件に住むことは必須です。
交通の利便性も良く、特に渋谷は非常に近いので渋谷方面に通勤・通学する方には大変便利なエリアになっています。