東京都のお役立ち情報
東京都とは?
東京都は、人口1,300万人が生活を営む日本の首都です。面積にしておよそ2,194平方キロメートルであり、人口密度が非常に高い都市として有名です。主要な駅としては東京駅や新宿駅が代表的で、これらはターミナル駅として都市の大動脈を支えています。東京駅周辺は「丸の内エリア」と言われ、ビジネス街としての機能を有します。新宿駅周辺は、どちらかと言えば繁華街が有名で、若者が楽しむことのできるエリアとして知られています。他のエリアについても、都心部では、多くの鉄道やバスが運行されており、それぞれ各場所から短時間でアクセスできるようになっています。
また、東京23区と言われる都心部から外れると、自然豊かなエリアが広がります。奥多摩町や小笠原諸島、伊豆諸島といった島しょ部が有名で、緑豊かな環境に触れることができます。なお、東京都内各所で生産されている名産品として小松菜が有名です。都内の野菜作付面積1位を誇り、多くのエリアで栽培されている野菜です。
東京都の在留外国人の状況
東京都に在留する外国人の人口は、539,342人です。中でも新宿区、足立区、江東区などに多くの外国人が在留しています。逆に、千代田区、中央区、目黒区などは、在留外国人の割合が比較的少ない状況です。千代田区は所謂「丸の内エリア」の範囲内で、ビジネス街という側面があるため、居住者自体が少なくなっています。それが外国人の在留率の低さにも繋がっているようです。
在留外国人の国籍については、全体で214,848人の中国が圧倒的な多さです。次いで88,320人の韓国が続き、以下ベトナム、フィリピン、ネパール、台湾、アメリカ、インド、ミャンマー、タイの順に並びます。どの国籍にしても、新宿区には比較的多くの在留外国人が居住していますが、インド人については江東区や江戸川区に多く居住しているデータが見られます。これは、江東区と江戸川区ある、インド人の中心的コミュニティに大きな要因があるようです。その他にも各国のコミュニティが形成されているエリアでは、その各国籍の在留外国人が多い特徴があります。
出典:東京都(2020)「外国人人口」10月 第1表 区市町村別国籍・地域別外国人人口(上位10か国・地域) 令和2年10月1日現在
東京都の人気エリア
外国人が住みたいエリアとして挙げられるのが、池袋エリアです。池袋エリアの一つである文京区は、犯罪率がとても少ないエリアで知られています。一人暮らしの外国人にとって、治安のよさは重要なポイントです。また同エリア内の板橋区は、親しみやすい住宅地が広がっている一方で、池袋駅へのアクセスも容易であり、住みやすさを重視する人にとっては最適なエリアと言えます。池袋駅はJR山手線や地下鉄丸の内線など、都市部同士を結びつける鉄道が走っており、利便性も高いことで人気です。
最も外国人の居住率が高い新宿エリアも、人気のエリアの一つです。新宿エリアで代表的な駅と言えば新宿駅ですが、JR、地下鉄など11もの路線が通っており、各地域へのアクセスは抜群です。新宿駅では小田急や京王など、多くの百貨店が並びます。買い物をしたいときに困ることがないのも、大きなポイントです。
東京都の交通事情
東京都には各エリアを結ぶ大動脈として、多くの公共交通機関が通っています。主要な鉄道路線としては、JR各線、小田急各線、京王各線、東急各線などに加えて、東京メトロ、都営地下鉄の各地下鉄路線が挙げられます。JRが運行する路線は山手線が最も有名で、本記事の最初の項目でご紹介した丸の内エリアや新宿エリアも通る環状線です。小田急各線、京王各線、東急各線などの私鉄と言われる各路線も、ターミナル駅である渋谷や新宿を通り、様々な場所を結びます。網の目のように都内を張り巡らされた各地下鉄も同様に、ターミナル駅を通り、それぞれの地域にアクセスすることができるようになっています。
公共機関としては、バスも主要な交通手段として、都民の移動を支えています。主に東急バス、小田急バス、京王バスなど、私鉄各社が運行するバスが各地域を結んでいます。鉄道同様に、新宿エリアや池袋エリア、丸の内エリアを通る路線が多く存在します。また、都民の需要が非常に多い移動手段が、高速道路です。東京都から他県に移動する際に使用される一般の高速道路の他に、首都高と呼ばれる東京23区とその周辺地域を結ぶ高速道路ネットワークは、欠かせない移動手段です。
東京都のおすすめスポット
東京都には、とても多くの魅力的な観光スポットが存在します。まず、六本木エリアにある「東京タワー」は、定番の観光スポットです。港区の中心地に位置する紅白の電波塔で、美しいビジュアルに見とれてしまうこと間違いなしでしょう。迷ったなら、まず東京タワーに行ってみることをおすすめします。
次に、丸の内エリアにある「東京駅丸の内駅舎」も必見の観光スポットです。100年前の姿を復元した赤レンガの美しい建物は、フォトジェニックな佇まいを備えています。東京のランドマークと言われる「東京ドーム」も、一度は訪れる価値がある人気スポットです。日本では建物の敷地面積を表す際に、「東京ドーム何個分」という表現をしますが、その基準を体感することができます。また、周辺はアトラクション施設も併設されているため、1日かけて敷地内で楽しむことができます。
最後に、世界一高いタワーとして知られる「東京スカイツリー」を、欠かせない観光スポットとして紹介します。スカイツリーは、634メートルを誇る東京のシンボルです。天望デッキや天望回廊と呼ばれる高位置から、圧倒的な景色を眼下に見ることができます。特に、日没前後に眺める東京の街並みは、素敵な姿と評判です。