茨城県のお役立ち情報
茨城県とは?
茨城県は、人口およそ287万人が生活を営む、関東地方の北東部に位置する県です。面積にしておよそ6,097平方キロメートルであり、太平洋に面しています。全国的にも代表的な漁港があり、豊富な海産物がとれることでも有名な地域です。また、県土の大半が平地であり、その多くが農地となっていることから、日本屈指の農業地帯でもあります。県内は全部で32市7郡10町2村から成り、比較的広大です。鉄道の駅は県全体で133か所あり、県の県庁所在地がある水戸をはじめとし、関東の各都市を結ぶ路線が多く、つくばなども代表的です。水戸駅は茨城県の玄関口でもあり、JR常磐線が全国的にも有名な路線です。県内外の各方面から列車が集結することも、茨城という土地の特徴でしょう。そのことからも水戸駅は、列車運行上の境界駅としての役割を果たしています。駅周辺は市街地として多くのビルが立ち並びます。芸術館や神社などの史跡が集中していることからも、賑わいを見せるエリアです。また、教育施設や公共施設も立ち並び、マルチな役割を持った駅と言えます。もちろん商業施設も充実しているため、利便性も高くなっています。
つくば駅は首都圏と郊外を結びつける拠点となるつくばエクスプレスの駅で、東京の秋葉原駅までは1時間弱で到着します。つくばエクスプレスは2005年に開業した比較的新しい路線ですが、利用客は年々増加しており、人気が高まっています。バス乗り場が充実しており、島しょ部や市内各地を結ぶ路線バスや高速バスがここを拠点として運行しています。つくばは研究都市としての側面が大きいため、利用者に学生や研究者が多いことも一つの特徴です。駅周辺では路線バスが多く発着しており、各地域へのアクセスが可能です。商業施設はあまり立ち並んでおらず、郵便局や銀行などの他、ホテルやオフィスビルなども集中するエリアとなっています。
前述したように茨城は農地や漁港が多く、農作物や海産物が豊富なことでも有名です。そのため、特産物も農産物や海産物が多くなっています。例えばメロンは全国一の栽培面積と生産量を誇りますし、梨やいちごの栽培も盛んです。またイワシやサワラなどの魚も茨城で多く水揚げされています。日照時間や寒暖差が、これらの特産品に対し適切に働いているのです。
茨城県の在留外国人の状況
茨城県に在留する外国人の人口は70,806人です。この数字は、全国で第10位の多さとなっており、年々増加を見せています。在留率は、つくば市が最も多くなっており、常総市や土浦市などがそれに続きますが、つくば市とそれ以下の市は約2倍の差がありますので、茨城県に在留する外国人の多くは、つくば市に籍を置いているということになります。
在留外国人の国籍については、県全体で12,922人の中国が最も多くなっています。特につくば市には約3000人の中国人が在留しており、市内にはチャイナタウンが築かれていることが分かります。デ中国に次いで多い国籍はベトナムで、10,019人。以下、フィリピン、ブラジル、タイ、インドネシア、韓国、スリランカ、パキスタン、ペルーといった順に並びます。常総市に注目すると、フィリピンやブラジル国籍の在留者が多くなっています。どちらの国籍も、つくば市のおよそ3倍の数です。このことから、常総市には各国のコミュニティが形成されていることが分かります。安定して各国の在留者が多いつくば市に対し、常総市にはこのような特徴が見られます。
出典:茨城県(令和2年)在留外国人数(法務省「在留外国人統計」)令和2年6月末
茨城県の人気エリア
外国人が住みたいエリアとしてまず挙げられるのが、常総エリアです。ここは県の中心エリアであるため、各方面へのアクセスが便利である他、物価が他地域より安いことも人気の理由の一つです。また、統計的に最も自然災害の少ない地域であり、安全面も高評価の理由の一つとなっています。関東平野ののどかな雰囲気が流れているのも、人気となっているポイントの一つです。
鉾田、大洗も人気が高いエリアの一つです。海や山に近く自然が多いため、海水浴やハイキングを気軽に楽しむことができます。アウトレットなどの商業施設も充実しており、利便性も高い地域と言えるでしょう。ローカルな感じを味わいつつ住みやすさを重視する人には、おすすめのエリアです。
外国人にとっての住みやすいエリアはそれぞれ異なりますが、これらの地域は特に人気があり、現在も多くの外国人居住者がいるようです。
茨城県の交通事情
茨城県の公共交通機関は、首都圏とを結びつける路線が多く走っています。例えばJR常磐線は、東京の上野から茨城県内の各地域を結ぶ長距離路線として、多くの利用客を誇ります。常磐線は茨城を代表する路線であり、全国的にも有名な路線となっています。つくばエクスプレスは、東京の秋葉原から千葉県内を通ってつくばまでを結ぶ、首都圏にアクセスするのに欠かすことのできない路線です。
このような長距離路線以外にも、茨城県内には多くの路線が存在します。例えば県庁所在地の水戸と県内各エリアを結ぶJR水戸線やJR水郡線は有名です。これらは、地域に根付いた路線として多くの利用客がいます。他にも関東鉄道常総線や筑波山ケーブルカーなど、多様な路線がニーズに応じて走っています。
公共機関としては、バスも主要な交通手段として、県民の移動を支えています。茨城県内を運行するバスの中でも、特に重要と言えるのが茨城交通です。高速バスとして県内・県外の各地域を結ぶ他、網の目のように張り巡らされた路線バスは、県民の大切な移動手段です。地元に根付いたバス路線と言えるでしょう。
また、高速道路も県民の重要な移動手段です。常磐自動車道と北関東自動車道は、県内外を結ぶハブ的な高速道路として、全国的にも非常に重要です。茨城県内だけでなく、関東の他地域や東北にアクセスするのにも大きな役割を果たしています。
茨城県のおすすめスポット
茨城県は都心から1時間弱でアクセス可能でありながらも、自然が豊かな地域として人気のスポットが数多く点在します。
例えば国営ひたち海浜公園は、茨城の自然を象徴するかのような名所として、県内外から多くの観光客が訪れます。広大な花畑は、撮影スポットとしても人気です。一年を通して大自然を体感することができます。
筑波山も人気の観光スポットです。関東随一の名山として知られ、山頂からは関東一円はもちろんのこと、富士山を遠望することもできます。ロープウェーやケーブルカーなど移動手段も豊富で、気軽に訪れることができるのもポイントです。
日本でも有数の規模を誇る落差で知られる袋田の滝では、情緒豊かな自然の神秘を体感することができます。冬は凍った滝を観光することができ、多くの観光客が訪れます。一度は訪れてみたいスポットです。