静岡県のお役立ち情報
静岡県とは?
静岡県は、人口およそ361万人が生活を営む、日本の中部地方に位置する都市です。面積にしておよそ7,777平方キロメートルであり、県総面積の内64%が非可住の森林地帯で構成されています。よって人口の大半が、僅かな平野部に居住していることになります。鉄道の駅は県全体で228駅あり、静岡駅や浜松駅などが代表的です。これらは新幹線も通る大規模な駅として、都市の大動脈を支えています。静岡駅は県中部の中心的な役割を担う駅で、駅周辺は北口と南口に分かれて異なる特色を帯びています。北口は官公庁が至近の距離にある他、商店街や百貨店などの商業施設が集まっています。一方南口は、駅近辺にも住宅地が密集しており、交通密度が高いエリアとなっています。
浜松駅は、浜松市の中心駅として機能しており、駅周辺は、商業施設などが立ち並びます。音楽の街として栄える浜松らしく、浜松に拠点を構える河合楽器製作所やヤマハ、スズキの製造する楽器がコンコースに展示されており、街の特徴を表しています。他のエリアについても、県の中心部では、多くの鉄道やバスが運行されており、それぞれ各場所から短時間でアクセスできるようになっています。
また、県の南部に目を移すと、リゾートエリアが広がります。熱海や沼津の海岸地帯や、御殿場や新富士などの緑豊かな高原地帯が有名で、自然の中に身を置くことができるため、全国からも多くの観光客が訪れます。
このように、静岡県には豊かな自然地域が多くあります。そのため、お茶やわさびといった名産品が有名です。その他にも、みかんやトマトなどの果物や野菜、清らかな水で育ったうなぎは全国的にも高く評価されている名産品です。
静岡県の在留外国人の状況
静岡県に在留する外国人の人口は、89,341人です。中でも浜松市の在留率が圧倒的に高く、次いで割合の多い静岡市や磐田市と比較しても2倍以上の数です。熱海や伊東といったリゾートエリアでの在留外国人の数は少ない傾向にありますが、御殿場や富士といった高原地帯には比較的多くの外国人が居住しており、住みやすさを感じさせます。
在留外国人の国籍については、県全体で27,904人のブラジルが圧倒的な多さです。これは、在日ブラジル人コミュニティであるブラジリアンタウンが形成されていることに理由があるようです。ブラジルに次いで多い国籍はフィリピンで、16,526人。以下、中国、ベトナム、韓国・朝鮮、ペルー、インドネシア、ネパール、タイ、スリランカリランカの順に並びます。どの国籍にしても、浜松市には多くの在留外国人が居住していますが、ブラジル人については磐田市の居住率も比較的高い傾向です。ブラジリアンタウンは、浜松市だけでなく、磐田市にも広く展開されていることが分かります。その他にも各国のコミュニティが形成されているエリアでは、その各国籍の在留外国人が多い特徴があります。
出典:静岡県(平成30年)「静岡県における外国人の住民基本台帳人口の調査結果」平成30年12月31日現在
静岡県の人気エリア
外国人が住みたいエリアとして挙げられるのが、浜松エリアです。浜松市は、同市に住む4人に1人がブラジル人と言われるほど、外国人の居住率が高いエリアです。県の政令指定都市だけあって、インフラが整備されており、利便性が非常に高くなっています。浜松には自動車工場が多く立地しており、そこで働く外国人にとっては、アクセスのしやすさが魅力的な面もあるようです。また、同じ理由で静岡市も人気のエリアの一つです。静岡駅周辺には行政施設が充実しており、東京までも1時間で到着するため、根強い人気があります。一方で南部のエリアとして、富士市や三島エリアも人気の居住エリアです。これらの地域は、緑豊かな自然を満喫できる居住環境であることが、人気の理由となっています。東京から新幹線を利用した場合、最短37分でアクセスできてしまう利便性もポイントです。このように、交通の利便性、生活環境や、働きやすさといった総合的な判断により、外国人にとっての住みやすいエリアがそれぞれ異なっているようです。
静岡県の交通事情
静岡県には各エリアを結ぶ大動脈として、多くの公共交通機関が通っています。JR東海道新幹線およびJR東海道本線は、全国的にも代表的な鉄道路線として挙げられます。また、JR伊東線やJR御殿場線などといったローカル路線も、県民の移動手段を支えています。これらに加えて、観光客を中心に多くの利用者がある伊豆箱根鉄道や、静岡西部地区の北部を走る天竜浜名湖鉄道などもあります。JR東海道新幹線は、静岡を経由して東京から名古屋、新大阪を結ぶ高速鉄道で、とても多くの利用客がいます。JR東海道本線は東京から神戸を結ぶ大動脈ですが、静岡県内では40もの駅があり、路線の中心的な役割を果たしています。JR伊東線は、熱海から伊東を結び、地元の利用者が多いローカル路線です。JR御殿場線は三島と熱海を結び、美しい富士山の景色を楽しむことができる路線となっています。伊豆箱根鉄道や天竜浜名湖鉄道といった私鉄各線は、観光客の利用者が多い路線ですが、地元民の移動手段としても貴重な役割を果たしています。
公共機関としては、バスも主要な交通手段として、県民の移動を支えています。主な運行会社として、静岡鉄道バス、遠州鉄道バス、浜松バス、伊豆箱根バス、富士急行バス、富士市営バスなどが挙げられます。中でも静岡鉄道バスは県内の多くの場所で運行しており、貴重な移動手段です。勿論、熱海などのリゾートエリアや、富士などの高原エリアを運行するバスも存在します。また、高速道路も県民の重要な移動手段です。沼津インターチェンジや御殿場インターチェンジは各地域へのアクセスを可能にし、東名高速道路と新東名高速道路の中心的な役割を担っています。
静岡県のおすすめスポット
静岡県には、とても多くの魅力的な観光名所が存在します。世界遺産に指定されている富士山は、その美しい山の姿を堪能するのは勿論のこと、近隣の神社もパワースポットとして人気があり、一度は訪れたい名所です。浜松では、浜松城が有名。歴史文化を垣間見ることができます。また、熱海や伊東に足を延ばせば、リゾート地帯ならではの穏やかな時間を体感できます。温泉施設も充実しているので、リラックスしたい人にはぴったりの観光スポットです。
グルメも見逃せません。B級グルメでは代表的な富士宮焼きそばや、浜松ではうな重なども人気です。各地にそれぞれの名産があり、色々な楽しみ方が可能です。県内には自然豊かな環境が広がります。この環境こそが静岡の魅力で、多くの名所が立地しています。