福岡県のお役立ち情報
福岡県とは?
福岡県は、人口およそ510万人が生活を営む、九州地方の北部に位置する県です。九州地方の県では最も人口が多く、全都道府県の中でも9位です。三大都市圏以外の県では、唯一人口密度が1000平方キロメートルを超えます。面積にしておよそ4,986平方キロメートルであり、地域によって日本海や瀬戸内海、有明海に面しています。近隣諸国の主要都市との距離が比較的近いため、アジア各国への航路が整備されていることも特徴的です。県内には全部で60の市町村が存在し、この数字は全国で第4位の多さです。鉄道の駅は県全体で346か所あり、県の県庁所在地がある博多駅をはじめ、政令指定都市である北九州に位置する小倉などが代表的です。博多駅はその規模や利用客数が九州最大で、JR九州においては最大のターミナル駅です。新幹線に加え、九州の主要都市同士を結ぶ特急列車や、県内の都市圏を走る全旅客列車が停車します。山陽新幹線の終点であり、九州新幹線の起点ともなっています。駅周辺は福岡市の都心部であり、駅ビルなどを中心とした繁華街が形成され、商業施設が充実しています。また、ビジネス街としても発展しており、オフィスビルやビジネスホテルが立ち並びます。
小倉駅は九州の玄関口と言われる北九州市の拠点となる駅で、山陽新幹線の全列車が停車します。また、市内最大の大動脈と言われる鹿児島本線が乗り入れており、多くの特急列車が運行されています。多数の列車の始発・終着駅となっており、県民の移動を支える重要な役割を担っています。駅周辺は市内最大の繁華街が広がり、北九州の都心です。商業施設や金融機関、宿泊施設などが充実しており、幅広い利用客を誇ります。北九州市役所や小倉城も徒歩1キロ圏内に位置しているため、地元民も観光客も利用する駅です。
福岡は美味しいグルメでも有名な地域です。例えば豚骨ラーメンや明太子、もつ鍋などは博多を代表する食べ物で、名物の屋台でも気軽に食べることができます。また、いちごの本格的な栽培が根付いており、全国的にも知名度の高い「あまおう」などの品種が人気です。他にも気候、風土を活かしてイチジクや日本茶といったブランド品を生産しています。
福岡県の在留外国人の状況
福岡県に在留する外国人の人口は2,933,137人です。在留率は、福岡市が圧倒的に多く、北九州市がそれに続きます。ただしその数は2倍以上の差があります。その他の地域にも、数千人から数百人の外国人が居住しています。
在留外国人の国籍については、県全体で21,388人の中国が最も多くなっています。福岡市を中心として県内にチャイナタウンが築かれていることが、データにより示されています。中国に次いで多い国籍はベトナムで、17,693人。以下、韓国、ネパール、フィリピン、インドネシア、アメリカ、台湾、などの順に並びます。どの国籍にしても、福岡市に多くの在留外国人が居住していますが、特にネパール国籍の居住者が割合的に多い状況です。ネパール人コミュニティが形成されていることが分かります。また他にも、各国のコミュニティが形成されているエリアでは、その各国籍の在留外国人が多い特徴があります。
出典:福岡県(2020年)「福岡県の国際化の現状」在留外国人数(外国人登録者数)2019年12月末現在
福岡県の人気エリア
外国人が住みたいエリアとして人気なのは、主に福岡市の各エリアです。中でも最も代表的なのは博多エリア。繁華街が広がる華やかな雰囲気に加え、家賃や物価が比較的安価であることも人気の理由の一つです。企業も集中しているエリアであるため、通勤もしやすく便利という評価も高いエリアです。また、飲食店が充実しており、博多グルメを堪能したい人にとってもおすすめです。
福岡市の中央区も人気が高いエリアの一つです。街中に近く、何をするにしてもアクセスしやすいのがその人気の最大の理由です。博多区同様、利便性の高さが人気を集めています。
同じく福岡市の東区も根強い人気を誇る居住エリアです。福岡市の郊外であるためそこまで混雑しておらず、住宅地が広がります。交通の便もよいため、博多や天神にもすぐアクセスできます。住みやすさを重視する人にとってはおすすめの地域です。
このように福岡市を中心として、利便性の高い地域が人気を集めているようです。
福岡県の交通事情
福岡県内にはJR九州をはじめとする数多くの路線が走っています。まず山陽新幹線は新大阪から博多を結ぶ高速鉄道です。終着駅に当たる博多駅からは鹿児島までの九州新幹線が通っています。このように、博多が各新幹線の運行拠点となっているのです。JR鹿児島本線は北九州市、福岡市、熊本市などの九州南部にかけての主要都市を相互に結び、市内交通の大動脈を担っています。多数の特急列車や快速列車が走るのも特徴の一つです。また、JR筑豊本線などの県内の都市同士を結ぶローカル路線も多数運行されており、県民の移動手段を支えています。
西鉄列車も福岡を代表する路線です。西鉄福岡駅と大牟田駅を結ぶ天神大牟田線は、天神を起点に福岡県を南北に結ぶ大動脈で、西鉄の路線では最も多くの利用者を誇ります。福岡市交通局が運行する福岡市地下鉄は、空港と各都市を結ぶ路線など3路線で構成されています。各駅に、その場所や名物などにちなんだシンボルマークが作られているのが特徴的です。
公共機関としては、バスも主要な交通手段として、県民の移動を支えています。中でも西鉄バスは、福岡最大のバス路線です。グループ全体で県内の49市町村に路線が通っており、コミュニティバスの運行も行っています。高速バスとして特急線や各地への直通便も運行され、県民にとってはとても重要な移動手段です。県に根付いたバス路線と言えます。
福岡県のおすすめスポット
福岡県は、福岡市と北九州市の政令指定都市2つを持っており、九州地方では最も人口の多い県です。そのため交通網が充実しており、数多くの観光スポットがあります。歴史的な名所が数多くある他にも、グルメを楽しめることでも有名です。
太宰府市にある太宰府天満宮は、学問の神様が祀られているとして有名で、全国から多くの観光客が訪れます。歴史を感じることのできるスポットが多数あり、一度は訪れたい名所です。
福岡市内から1時間あればアクセスできる柳川は、川下りが人気の名所です。また、うなぎ料理も人気があり、グルメを楽しむことも可能です。
福岡市ではなんといっても中州の屋台街がおすすめです。日本でも屈指の屋台街であり、ラーメンやもつ鍋といった福岡グルメの他にも、フレンチやアジア料理といったようにジャンルは多彩。何度でも訪れたくなる魅力的なスポットです。