日本で家具・家電を選ぶ時の注意点!規格サイズ・チェックポイントも含めて 徹底解説
2026-04-23
日本の文化・慣習

これから日本で生活しようと考えている外国人の方は、日本で家具や家電を購入することになります。
しかし、一般的な日本の住宅は他の国の住宅よりもコンパクトであるため、思わぬ問題が起こってしまうケースがあるのです。
この記事では、日本で新生活をスタートする予定の外国人の方に向けて、家具・家電の選び方や、購入前にチェックするべきポイントについてまとめました。
日本の住宅の特徴
日本の住宅は海外の住宅と比較して、次のような特徴を持ちます。
コンパクトで機能的
特に都市部にある住宅の場合、集合住宅・一軒家のどちらも非常にコンパクトに作られています。
面積自体は限られていますが、キッチン・収納・玄関が設けられており、コンパクトながら暮らし心地まで考え抜かれているケースが多いです。
プライバシーが確保されている
日本人はプライバシーを重視するため、1階に暮らす場合は集合住宅でも窓の外に目隠しが設置されていることがあります。
また、基本的にカーテンレールが設置されており、カーテンをつけることで外からの視線を遮ります。
玄関・浴槽など日本ならではの設備がある
日本の住宅はコンパクトな単身用の賃貸住宅でも、玄関・浴槽の両方が用意されているケースが多いです。
また、単身向けの物件では、ユニットバスというお風呂・シャワー・トイレが一室に備え付けられたタイプが一般的です。
家具・家電購入時に起こりやすいトラブル
日本で家具・家電を購入する時に発生しやすいトラブルの大半は、日本の住宅が海外のものよりもコンパクトであることが理由になるケースが多いです。
冷蔵庫・ベッド・カーテンなどのサイズが合わない
日本には、コンパクトな住宅向けの家具・家電が豊富に揃っています。
しかし、自国の環境を基準に商品選びをすると、予定していた場所に家具・家電を設置できない可能性があるでしょう。
冷蔵庫がキッチンの隙間に入らない・ベッドが大き過ぎて生活スペースが狭くなった・カーテンのサイズが合わずに裾がついてしまうなどの問題は、生活の質に直結します。

洗濯機置き場の防水パンと洗濯機が合わない
防水パン(洗濯機パン)は洗濯機と床に用意された排水溝をつなぐ役割を持つものであり、入居時には床に備え付けられています。
この防水パンのサイズは、主に以下の3つに分類されます。
・幅640㎜×奥行640㎜(正方形)
・幅740㎜×奥行640㎜
・幅800㎜×奥行640㎜
集合住宅では、一番上の正方形のタイプが導入されているケースが多いです。
防水パンのサイズを確認せずに洗濯機を購入すると、洗濯機を設置できない恐れがあるでしょう。
家具・家電購入時に見落としやすいポイント
この章では、外国人の方が日本で家具・家電を購入する時に、見落としやすいポイントをまとめました。
設置スペースを計測していなかった
先ほどもお伝えしたように、日本の住宅はコンパクトです。
そのため、設置スペースに合わないサイズの家具・家電を買ってしまうと、他のスペースが侵食されてしまう・そもそも置き場所が見つからない可能性があります。
家具・家電を選ぶ時には、高さ・幅・奥行きの3点をしっかり正しく計測しましょう。
搬入経路をチェックしていなかった
日本の住宅は、廊下・ドアなども比較的コンパクトに作られています。
解体できない大きな家具・家電を購入する時には、設置場所のみでなく搬入経路も確認しなければいけません。
集合住宅の場合は、エレベーターや共有部を移動できるかどうかのチェックも必要です。
具体的には、玄関・ドア・廊下の幅と高さ、階段の幅・高さと踊り場のサイズ、エレベーターがある場合には扉の幅・高さ、内部の幅・高さ・奥行きを計測しましょう。
コンセント・電圧を確認していなかった
日本の電圧は100V、コンセントはAタイプです。
世界では220V〜240Vの電圧の国が多いのに対し、日本は電圧が低い国だと言えるでしょう。
そのため、コンセントの形状が違う・対応可能な電圧が異なる国の家電は、日本では使用できません。
どうしても自分の国の家電を使いたい時には、変圧器を活用してください。
搬入日の調整が不足していた
マンションなどの集合住宅では、管理規約によって搬入可能な日時が指定されているか、事前申請が必要な場合が多いです。
なぜなら、集合住宅のエレベーターの使用調整や養生作業が行われるためです。
このような手続きをせずに引越しや家具・家電の搬入を計画すると、当日に作業ができない恐れがあるでしょう。
日本の家具・家電のサイズ規格について
全ての家具・家電が同じサイズで作られているわけではありませんが、このような規格を参考にして商品選びをすることもできます。
日本の家具のサイズ規格
代表的な家具のサイズ規格は以下を参考にしてください。
| 家具の種類 | サイズの参考 |
| ベッド | セミシングル:幅80〜90cm×長さ200cm シングル:幅97cm×長さ200cm セミダブル:幅120cm×長さ200cm ダブル:幅140cm×長さ200cm クイーン:幅160cm×長さ200cm キング:幅180cm×長さ200cm |
| ソファ | 2人掛け:幅120cm程度 3人掛け:幅180cm程度 |
| ダイニングテーブル | 2人掛け:奥行き80cm×幅80cm程度 4人掛け:奥行き80cm×幅140cm程度 6人掛け:奥行き80cm×幅180cm程度 |
日本の家電のサイズ規格
日本の家電のサイズ規格は、以下のようなものです。
ただし、家電はベッドやダイニングテーブルなどの家具と比較して、商品・容量によって大きさが変わることも知っておいてください。
・縦型洗濯機:幅50〜60cm×奥行き50〜70cm程度
・ドラム式洗濯機:幅60〜65cm×奥行き65〜75cm程度
・冷蔵庫:幅45〜80cm×奥行き65〜75cm程度
※冷蔵庫には、本体の取扱説明書を参考に放熱スペースを確保する必要があります。

日本で家具・家電を購入する時に知っておくべきポイント
日本で家具・家電を購入する時には、以下のポイントもチェックするべきです。
内見時に家具・家電の設置場所を想像する
日本の物件は家具・家電がない状態で貸し出されているケースが多く、内見時には「部屋が広く見える」現象が起こりやすくなります。
しかし、実際にベッドや収納を置いてみると、思っていたよりも生活スペースが狭くなるものです。
内見では部屋の雰囲気だけでなく、家具・家電を置いた後の状態もイメージできると良いでしょう。
メジャーを使って、家具・家電を設置した後に残るであろうスペースを測ってみるという手もあります。
コンセントの位置をチェックする
日本の住宅は、入居者の使い心地を考慮してコンセントの場所・数が決められているケースが多いです。
例えば、冷蔵庫・洗濯機・テレビの設置を想定しているスペースには、すでにコンセントが用意されているものです。
しかし、その他の家電はコンセントの位置・高さ・数に合わせて設置場所を考えなければいけません。
内見時には、コンセントの位置もチェックしておきましょう。
家具の特徴を理解する
日本で購入できる家具は、解体された状態で搬入・自宅で組み立てをするものが多いです。
分解が難しい大きな家具は、搬入時に問題が発生するリスクが高いでしょう。
家具の組み立てに自信がない方は、追加料金を支払うことで搬入+組み立てまで依頼できる店舗を選ぶと良いです。
まとめ
日本の住宅は他の国の住宅と比較して、コンパクトです。
そのため、設置場所・搬入経路にサイズ的な問題が起こる可能性があります。
これから日本で家具・家電を揃えようと考えている方は、この記事を参考にしてください。
